心理学用語

「8.2秒の法則」とは、初対面で相手の第一印象を決めるのにかかる時間は8.2秒という説です。この説は、イギリスの心理学者であるアルバート・メラビアン博士が1967年に提唱しました。メラビアン博士は、人のコミュニケーションには視覚情報(視線、表情、身振り)、聴覚情報(声のトーン、話し方)、言語情報(言葉)の3つの要素が含まれるとし、その割合は視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%であると発表しました。つまり、人は言葉よりも視覚情報や聴覚情報に多くを頼って相手の印象を判断しているということです。

8.2秒の法則は、ビジネスシーンでも応用されています。例えば、面接官は応募者の第一印象を8.2秒で決めてしまうため、面接では清潔感や身だしなみに注意する必要があります。また、お店で接客をする際にも、笑顔で明るい声で話すことで、良い第一印象を残すことができます。

8.2秒の法則は、あくまでも統計的なデータに基づいた説であり、すべての人に当てはまるわけではありません。しかし、初対面で良い印象を与えたいなら、視覚情報や聴覚情報に気を付けることが大切です。

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