心理学用語

メタ認知とは、自分の思考や行動を客観的に捉え、評価することです。自分の認知能力を認識し、それをコントロールする能力です。

メタ認知には、以下の3つの要素があります。

* メタ認知的知識:自分の認知能力についての知識。たとえば、自分の記憶力や理解力、注意力、思考力など。

* メタ認知的モニタリング:自分の思考や行動を監視し、評価する能力。たとえば、自分が今何を考えているのか、何をしようとしているのか、自分の思考や行動がうまくいっているかどうかを判断する能力。

* メタ認知的制御:自分の思考や行動をコントロールする能力。たとえば、自分の思考や行動を修正したり、調整したりする能力。

メタ認知は、学習や問題解決、意思決定など、様々な場面で役立ちます。たとえば、学習においては、自分の理解度を把握し、適切な学習方法を選択することで、効率的に学ぶことができます。また、問題解決においては、自分の思考を客観的に捉えることで、問題の原因を特定し、解決策を導き出すことができます。さらに、意思決定においては、自分の価値観や目標を認識することで、より良い意思決定を行うことができます。

メタ認知能力は、生得的な能力ではなく、後天的に身につけることができます。メタ認知能力を高めるためには、以下の方法があります。

* 自分の思考や行動を意識する。

* 自分の思考や行動を評価する。

* 自分の思考や行動をコントロールする。

メタ認知能力を高めることで、学習や問題解決、意思決定など、様々な場面でより効果的に成果を上げることができます。

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